山口弁天
見沼の最下部、通船堀のある辺り一帯、八丁堤とよばれる人工の堤(ここで見沼溜井を堰き止めた)の東側、見沼代用水東縁を渡ったところに厳島の小社があります。通称山口弁天。この弁天様にはちょっとした伝説が言い伝えられています。

美女の竜神と山口弁天
足を痛めた美女に出会った一人の馬子が、彼女を送ってやると、女はお礼に小さな小箱を「決してあけないでください」と言いながら渡し、去りました。その後馬子の家には幸運が相次ぎました。しかしある日、約束を破り小箱を開けてしまうと、中には一枚のうろこが入っていました。そしてそれ以降、今度は不幸ばかり起こるようになりました。家のものは、「美女は竜の化身で、箱を開けたことに怒っての仕打ちに違いない」と考え、祠を作り弁天様を祀りました。現在山口橋のそばにある山口弁天が、その祠です。http://www.minumatanbo-saitama.jp/outline/culture.htm


この山口弁天のすぐ近くに木曽呂の富士塚があります。このあたりまで全部含めて見沼通船堀の文化財ということなのでしょう(竹林や附島女躰社などなども合わせて)絶好の散歩コースとして(も)気持ちよく整備されています。

確か代用水西縁の浅間橋の近くにも富士信仰の浅間神社があったはずと思い地図で確認すると、さらに代用水東縁、山口弁天の上流に東沼神社(見沼の東という意味か)という神社があって、ホームページを覗いてみるとここも明治の弾圧(合祀ではなく文化破壊であり弾圧。歴史教科書にははっきり愚行と書くべき)以前は浅間神社と名のり、今もコノハナサクヤヒメを祀っているという。見沼と富士信仰について、これは水源を求めてのことなのか、なにかありそうな予感がします。

見沼は龍だらけ、龍伝説について書くつもりがなぜか富士信仰に脱線してしまいました。ちなみに女躰社にも龍神様が祭られています。写真は山口弁天。



 

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